歯周病は必ずかかるわけではありませんが、日本人の3人に2人は歯周病になっていると言われています。
歯周病の原因として、細菌(ポケット周辺やポケット内の細菌、プラーク)、環境(喫煙、ストレス、薬物等)、宿主(患者さん自身の体質、全身疾患等)が関係します。
歯周病の原因と言われるプラークとは、口の中の歯に付着した細菌の塊と考えておくと良いでしょう。白色から黄白色の軟性物質で、20%が有形成分で、非常に多くの細菌とその産生物を含んでおり、80%が水分です。
プラークは、バイオフィルム(排水溝のヌメリのようなもの)の状態で歯に強く付着しており、口をゆすいだりしただけでは取り除けません。また、うがい薬やマウスウォッシュの有効成分はバイオフィルムの内部まで浸透するのが難しいため、歯間ブラシや歯ブラシによって物理的にとることが必要です。